種類と用途
テレビコンセントは同じように見えていても、その機能と用途によって異なった種類があります。
今もご家庭に取り付けられていますが、BS/CS放送が普及する前のVHFアナログ放送用に使われていた旧タイプのテレビコンセント。周波数が1400Mhzあたりまでしか対応していないために、地デジ放送は見れていますが、BS放送の一部しか見れないテレビコンセントもあります。(現在は販売はされていません)
しかし、現在普及しているタイプは、フルハイビジョンと4k8k高画質放送を問題なく受信できるタイプですので、そのような問題はまずありません。
テレビコンセントは、以下のように大きく分類できます。
- 直列配線用とスター型配線用
- 電気が通るかの有無によって、通電タイプと非通電タイプ
直列配線用
末端用TVコンセント
直列配線で使用するタイプ。建物内の1本のケーブルにTVコンセントを数珠つなぎで取り付けた時に、一番端:末端に取り付けるTVコンセントです。
テレビ端子から入力端子間で通電します。
中間用TVコンセント
直列配線で使用するタイプ。建物内の1本のケーブルにTVコンセントを数珠つなぎで取り付けた時に、中間に取り付けるTVコンセントです。
テレビ端子と入力端子間で通電するタイプと、入力端子と出力端子間で通電するタイプの2種類あります。
直列配線工事
工事の例
直列配線工事は、アンテナからの1本のケーブルに中間用と末端用を写真のように数珠つなぎでTVコンセントを取り付けます。TVコンセント増やすときは、中間用を増設していきます。ケーブルの配線が短くすみますが、アンテナに近い上部で不具合が起きるとその下のTVコンセント全部に影響してします。
スター型配線用
テレビ端子
スター型配線用で使用するタイプ。末端に使用するタイプのみで、電気を送れる「通電タイプ」と電気を送れない「非通電タイプ」があります。直列配線用TVコンセントに比べますと安く販売されています。
スター型配線工事
工事の例
スター型配線工事は、アンテナからの電波を屋根裏等にある分配器で複数のケーブルに分けます。そのケーブルの先に一個ずつテレビ端子を取り付けます。一箇所のTVコンセントで不具合が起きても他のTVコンセントには影響しません。