台風の影響
一時的な大雨
経年劣化・・etc

BS/CS番組が映らない

よくある原因と解決策

BS/110CSアンテナで受信している衛星電波は、インドネシア上空にある人工衛星から届いています。
地上波の地デジ電波は、地上のテレビ塔から送信されていますが、地上の山や建物等の地形的な影響を受けやすく、電波の受信状態が地域によっては悪くなっている場所もあります。
しかし、人工衛星からの電波は、日本全体に同じように宇宙から届けていますので、地上波の地デジ電波のような特定地域のみ受信状態が悪いといったことはありません。
映りが悪い時には、主に次の2つの原因がよくあります。

  • アンテナの方角:角度のズレ
  • BS/CSアンテナに電気が供給されていない
BS/110CSアンテナ方角の微調整

方角のズレ:微調整

BS/110CSアンテナは、地デジアンテナと違い、人工衛星に方角:角度をピンポイントで合わさないといけません。
アンテナと人工衛星の間に、山や建物等があると電波の受信を遮るためにテレビは全く映りません。
映っていたテレビが、台風の後などで映らなくなった原因のほとんどが方角:角度のズレです。1cm以上ズレだけで映りは悪くなります。
測定器又はテレビの画面を見ながら、方角:角度の微調整が必要になります。

電気の供給不足

BS/110CSアンテナは、電気で動作します。突き出している先の部分「コンバーター」は、人工衛星から届く電波を、電気を使いテレビで視聴できる電波に変換しますが、ここに電気が供給されていないと動作しませんし、もちろんテレビも映りません。
テレビやレコーダー等の家電製品の設定から、電源供給を「ON」にします。ブースターが設置されているご自宅でしたら、ブースターがBS/CSアンテナに電気を送っていますので「ON」設定はいりません。「OFF」の設定にして、テレビからの電源供給はいたしません。
各テレビから電気を送り続けると、ブースター電源部が長持ちしません。稀にあり故障の原因です。

大雨の時のテレビ映像の乱れ!!

衛星放送は、宇宙の人工衛星から送られていますが、大雨が降るとその衛星電波が雨によって弱められてしまいます。また、衛星電波は高周波数のため、低周波の地デジ電波に比べますと、雨やノイズの影響を受けやすくなります。
同じ建物内で、地デジ電波と比べますと、電波の受信レベルが悪くなる時は1.5倍から2倍以上、BS/CS電波の受信レベルが落ちます。大雨時に地デジは映っているが、BS/CS番組が映っていないという時はないでしょうか?
NHKの過去の実験データーからすると、一時間あたりの降水量が、70cmを超えたあたりから、映像のちらつき・映らないなどの現象が起こるようですので、雨が弱くなれば元のように映ります。必ずしも故障ではありません。雨が降りやんでも映りが悪いままでしたら、アンテナ等の故障が考えられます。

TVとレコーダー等の接続と不具合

接続とゆるみ

テレビとレコーダー等の家電製品の接続に問題があると映りが悪くなったり映りません。。ケーブルを入力と出力に逆に間違ってつなげていないか?ゆるみがないか?もう一度確認しましょう。

パラボラアンテナの性能

BS/110CSアンテナの性能の違い

アンテナの性能

BS/110CSアンテナには、種類があります。BS放送のみ受信できるタイプ。2k:BS/110CS放送を受信できるタイプ。最新モデルの2kと4k8k放送を同時に受信できるタイプ。アンテナの性能により受信できる、衛星放送も変わってきます。

テレビ受信設備

ご自宅でのテレビの映りに関する受信設備は、大きく2つに分けることができます。

  1. 受信したテレビ電波信号をテレビ又はレコーダーに送り届ける部分
  2. 届いたテレビ電波信号を画面に映し出す部分

大きな枠組みで考えたとき、送り届ける部分、画面に映し出す部分が
共にノイズ(不要な電気エネルギーである電磁波)の影響を受けずにしっかり動作していないとテレビの映りに影響が出ます。

テレビ塔から送信されているテレビ電波信号を、アンテナでノイズなくキレイに受信して、ブースターやテレビコンセント等を通してテレビに電波信号を送ります。
届いた電波信号はそのままの状態では、テレビやレコーダーで画面に映し出すことはできません。レコーダー及びテレビのチューナー部分の回路を使い画面に表示していきます。
低い電気信号であるテレビ電波信号を、映像用のデジタル信号にするために、高周波電圧に高め(増幅)たり、アナログ信号とデジタル信号を交互に変換したり、圧縮されている信号を解凍したりします。
番組を見たい時には、回路を使い必要な番組のチャンネルだけを取り出します。他の番組のテレビ電波信号やノイズ等も回路を使いノイズをカットしてキレイに映し出します。
このように、テレビ及びレコーダーに内蔵されている電子回路には、届いたテレビ電波信号をキレイにテレビに映し出す重要な役割があります。

テレビの映り悪くなった時には、送り届ける部分と画面に表示する部分のどこで、ノイズ(不要な電気エネルギーである電磁波)が発生しているのかを見極めながら原因を調べていきます。

地デジの映りが悪い原因と解決策
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