TV電波の増幅と安定
ブースターの役割は、電波を増幅(強める)してテレビの映りを安定させることです。
- アンテナを設置するときに山や大きな建物などが電波の受信を遮り、それが原因でご自宅まで届いている電波が弱くなり、テレビの映像が安定して映らない。
- 建物内の受信設備(機材+ケーブル)が経年劣化により不具合が起きていてアンテナからテレビまでの電波の減衰が著しい大きい。
- アンテナが受信しているテレビ電波の強さには問題ないが、建物内に複数のテレビの設置を予定している。ケーブルを分配すると分配した数だけ電波は落ちていきます。
以上は主な例ですが、そのような時に解決策としてブースターを設置してテレビの映りを安定させます。
また、ブースターにはたくさんの種類があり、各メーカーから販売されています。その機能も全く同じではありません。
ブースターの種類
地デジ用ブースター
UHF:地デジ電波のみを増幅できるタイプ。最高で【41㏈】増幅できます。
2kBS/CS+UHFブースター
2kBS/CS電波とUHF電波を増幅できるタイプ。最高で、UHF電波を【43dB】。2kBS/CS電波を【30dB】増幅できます。
4k8kBS/CS+UHFブースター
2k4k8kBS/CS電波とUHF電波を増幅できるタイプ。最高で、UHF電波を【45dB】。2k4k8kBS/CS電波を【35dB】増幅できます。
ラインブースター
簡易型のブースター。写真は地デジ用ですが、BS/110CSアンテナ用のラインブースターもあります。平均で【15dB~20dB】増幅できます。
集合住宅用ブースター
アパート&マンションの世帯数の規模で、小規模:中規模:大規模用があります。対応する電波によって、地デジ対応、BS/CS対応、CATV対応と機能による種類も豊富です。お値段は家庭用にくらべますと高額になります
ブースター電源部
電波を増幅する部分に電源を供給する機材です。集合住宅用ブースター以外では、増幅部とセットになって販売されています。一体型になっており着脱可能ブースターもあります。